2011年6月20日月曜日

◆ウィンブルドン選手権

今日、「ウィンブルドン選手権」が開幕しました。
日本で「 ウィンブルドン選手権」と呼ばれている、このテニスの大会の正式名称は「The Championships」です。
開催地、ウィンブルドン(ロンドン南西部)に因み、このように呼ばれているのですね。 
オープン大会であるため、日本では「全英オープン」と呼ばれる場合もありますが、イギリスで
「The Open」「The Open Championship」と言えば、ゴルフの全英オープンを指します。

私は、テニスの熱狂的なファンではなく、テレビのニュースで結果を見るぐらいなのですが... 
今日は、クルム伊達公子が英国人、ケイティー・オブライエンを破り、初戦快勝のニュースに、日本人として嬉しくなりました。
二回戦も、是非、頑張ってほしいですね!

ウィンブルドンの「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」(All-England Lawn Tennis and Croquet Club)で開かれる、この大会で売られている名物の食べ物があるのです。
それは、「ストロベリーズ&クリーム」という生クリームをかけた苺です!
これを食べながら観戦するのが恒例なんです。
一緒にシャンパンを嗜む人もいるそうな。
宮廷スポーツとして始まった伝統的なテニスの優雅な習慣の名残だそうです。

ところで、今朝のニュースで、シングルスの優勝賞金額は110万ポンドだそうです。
さて、今年は、誰が賞金を獲得するのでしょうか。

2011年6月14日火曜日

◆ジューン・ブライド

6月といえば、日本は梅雨、紫陽花の季節ですね。
イギリスは、「June Bride」(ジューン・ブライド)(6月の花嫁)と言いたいところなのですが...
実際、6月に結婚式が多いのでしょうか?
そこで、結婚式の多い月を調べてみましたら、昔は6月だったそうですが、今は8月に次いで6月は2番目だそうです。
イギリスで一番、天気が良いと言われている5月が多いのではと思ったので、意外でした。
気温が高い夏を好むからでしょうか? 

ジューン・ブライドは、イギリスが発祥だという説で、幸せになれると言われています。
イギリスでは、この他に、結婚してから幸せになれるようにと願いを込めた言い伝えがあります。
「Something Four」(サムシング・フォー)という4つの物を花嫁が結婚式に身に着けると幸せになれると言われています。
Something Old ---------- 古い物(祖先からの富を象徴)
Something New --------- 新しい物(新生活を象徴)
Something Borrowed --- 借りた物(隣人愛を象徴)
Something Blue --------- 青い物(純潔を象徴)

日本では、最近、青い物を身に着けるサムシング・ブルーだけが浸透しているそうですね。
このサムシング・フォーは、「マザー・グース」に歌われていて、 
Something old, something new, something borrowed, something blue, 
の後、 
and a sixpence in her shoe. (花嫁の左の靴の中に6ペンス・コイン) 
と続きます。
この6ペンス・コインは、1967年に発行が終了されていて、現在は使われていません。 

この前のウィリアム王子のロイヤル・ウェディングでキャサリン妃が身に着けていたサムシング・フォーは、 
Something Old ---------- 王室に代々伝わるティアラ
Something New --------- ウェディング・ドレスとイヤリング
Something Borrowed --- エリザベス女王から借りたティアラ
Something Blue --------- ダイアナ妃のブルー・サファイアの指輪
だそうです。

ところで、日本では、花嫁は花婿と一緒にウエディング・ドレスを選ぶことが多いですが、イギリスでは、花嫁は花婿にウエディング・ドレス姿を当日まで見せてはいけないのです。
そして、花嫁が自分でウェディング・ブーケを作る事も不幸の始まりと言われ、タブーです。 

これから結婚する日本の皆様、是非、サムシング・フォーを身に着けて幸せになって下さい!

2011年6月5日日曜日

◆Greatstoneという海辺の街へ

イギリスは、ずっと良い天気が続いています。
爽やかで嬉しいのですが、私は花粉症がひどくて辛い中、日本のテレビ番組の仕事(英語番組の日本語あらすじレポート作成)に追われる毎日でした。
そんな中、義叔母の家族と義祖母が一軒家を借りてホリデーを過ごしているKent(ケント)州の海辺の街、Greatstoneを、義両親、義妹と共に訪れました。

その借りている一軒家は海に面していて、裏には小さな蒸気機関車が通っているのです。
家で、お昼をごちそうになって、みんなで、The Romney, Hythe & Dymchurch Railwayの蒸気機関車に乗って、街の中心街に出かけました。
本当に小さい蒸気機関車でしょ!

街には、イギリスらしいアンティーク・ショップがありました。

素敵なパティオ・テーブル・セットを発見!
義叔母は、アンティークのピアノの椅子を探していたのですが、ありませんでした。

また、蒸気機関車に乗り、家に戻り、ホーム・メイドのスコーンで、アフタヌーン・ティーをし、海岸へ。
海岸へ出ると...引き潮だったのです!
いつも、夕方は、このようだそうです。
小さい頃に行った潮干狩りを思い出し、しばし、郷愁にかられました。
海でみんなが楽しめる平和な日本を願い、家路につきました。