2011年8月20日土曜日

◆ニシンの卵、数の子

今日の英紙「ディリー・メール」に、「ニシンの卵の人気復活」という記事が載っていました。
私は、「イギリスでニシンの卵なんて食べるんだ?」と驚いたのですが...
「時代遅れのディナー・メニューという印象のニシンの卵」だそうです。
知りませんでした! 
何と、売り上げが、去年より39%も増加してるそうです。 
日本では、おせち料理の高級食材としておなじみですが、こちらでは最も安い魚介類の一つだそうで、1Kgあたり£3.99だそうです。

「貧乏人のキャビア」として知られている...思い出しました!
かなり前に買って食べた瓶入りのキャビアもどき(↓)は、ニシンの卵から作られたものだったのです。
細かくしたニシンの卵にイカ墨で色付けしたものです。

ところで、このニシンの卵、イギリスではどのように食べると思いますか?
炒めて、バターを塗ったトーストにのせて食べるそうです!
何か、あまり美味しそうに思えないですね(笑)
黄色い数の子がトーストにのってるなんて、想像を絶します。
そこで、和食にして食べようかなと思ったのですが、日本のように加工されている数の子と違い、イギリスのは生だし...
インターネットで生の数の子を使った日本のレシピを検索しましょう! 

ちなみに、「数の子」(ニシンの卵)は英語で「Harring Roe」と言います。
ニシンはHarring、魚卵はRoeです。
タラはCodですので、「たらこ」(タラの卵)は「Cod Roe」です。

2011年8月17日水曜日

◆満身の怒り

日本でも報道されたと思いますが、北イギリス、トッテナムを発端とした暴動がロンドン各地に広がり、その後、マンチェスター、バーミンガムの地方都市にも及びました。
驚くことに、逮捕者の中には、シェフや教師のアシスタントなど定職に就いている若者、大学生も含まれていました。
何故、次々と、多くの若者が、こんなことをしたのでしょうか。
行動は違うけど、日本の練炭による集団自殺者などと同様な心理なのでしょうか。
こんなことが起きないような平和な国になってほしいと思いますが、この暴動でイギリスへの観光客が減り、景気の一層の悪化、来年のオリンピックの来訪者の減少が懸念されています。

話は変わり、日本のことですが、「白い巨塔」の里見修二助教授を彷彿させる方、児玉龍彦教授の国会での満身の怒りの動画を見て、感動しました。
このような専門家に従い、政府が日本の復興、平和に向け、満身の力を尽くしてくれることを祈っています。

「放射線の健康への影響」 ~衆議院 厚生労働委員会 ~

児玉龍彦教授 「福島原発事故に対する緊急提案」

2011年8月10日水曜日

◆ドーナツ、UFOみたいな果物!

最近、ドーナツ、UFOと呼ばれる果物を毎日、食べてます。
何だと思います?
桃です!
平らな形から「フラット・ピーチ」(Flat Peach)と呼ばれることが多いようですが、「ドーナツ・ピーチ」や「UFO ・ピーチ」とも呼ばれます。

調べたら、「蟠桃」と呼ばれ、日本にもあるみたいですね。
この「蟠桃」は、西遊記、三国志に登場する中国の桃だそうです。
西遊記の天界で孫悟空が管理していた蟠桃園、
前列の千二百本は三千年に一度、実をつけ、それを食せば仙人になり、
真ん中の千二百本は六千年に一度、実をつけ、それを食せば不老不死になり、
一番奥の千二百本は九千年に一度、実をつけ、それを食せば永久に生き続けられる、
とされ、盗み食いした孫悟空は不老不死になったのです!  

私は、イギリスで初めて目にしました。
こちらで見かける桃は黄桃がほとんどなのですが、この「蟠桃」は日本の白桃を濃厚にしたようで美味しいですね。 
皮も簡単にむけて食べやすいです。

桃を食べながら、桃太郎、中国の桃饅頭を思い浮かべている私ですが...
イギリスでは、桃、「Peach」は、「Lovely」や「Nice」のように「素晴らしい」や「素敵な」という意味で使われます!
peach of a car(素晴らしい車)などのように。