2011年7月27日水曜日

◆防災用最悪原発事故シナリオ

ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)ブログ「情報流通促進計画」で、原子力安全基盤機構が作成した防災用最悪事故シナリオ理解の教材、「炉心溶融シミュレーション動画を見ました。
この最悪事故シナリオは、原子力関係者では常識だったそうです。
炉心を冷却する注水に失敗したら、事故発生後、30分で燃料棒がメルトダウンし、3時間で圧力容器を貫通するということを知っていた関係者は、どうして、ただちに避難勧告をしなかったのでしょうか。

この動画の最後の場面、
「最悪の事態に至った場合でも、
住民の方々に安全・安心して頂けるよう、
日頃から、防災担当者への訓練を通して、
原子力災害時の対応能力の習熟に努めております。」
には、呆れました。

「安全は利害を抜きにしてしか考えられない」という原発に反対する原発専門家の言葉、まさに日本が今、危険にさらされている所以だと思います。
こんな非人情な原子力関係者に、こんなとてつもない危険なものを扱ってほしくないと思います。

また、広瀬隆氏が東電会長、社長、山下俊一医師を刑事告発するそうです。 

動画「広瀬隆氏が東電会長、社長、山下俊一氏などを刑事告発、その理由」 

イギリスでの楽しいことを綴ろうと始めたこのブログですが、こんな悲しいこと、しかも生まれ育った日本でのこんなことを書かなければならないことを残念に思います。
少しでも多くの皆さんに危険を再認識し、自衛してもらいたいとの願いを込めて。

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