日本は、春便りとともに、消費税が5%から8%に増税されましたが、イギリスでも2011年に消費税が17.5%から20%に増税されました。
20%というと、日本に比べ 、かなり高く感じることでしょう。
しかし、VAT(Value Added Tax:付加価値税)と呼ばれるイギリスの消費税は、全商品に課税される日本の消費税とは違い、生活必需品は減税(5%)もしくは非課税で、低所得者や子どものいる世帯の課税を軽減する仕組みなのです。
Value Added Tax (United Kingdom) (英語ですが、Ratesの項目に一覧が表示されてます)
この生活必需品の判断が議論の的になりました。
ビスケットは、チョコレートがかかっていると課税対象なのですが、チョコレートがかかっていないと非課税対象です。
ところが、ケーキは非課税対象で、チョコレートがかかっているケーキも非課税対象なのです。
そこで、オレンジのジャム(ゼリー)入りでチョコレートがかかったスポンジケーキなのに、ビスケットのような丸い形からビスケットの代わりとして食べられることが多いJaffa Cakeはケーキかビスケットかということになりました。
この議論は裁判沙汰に発展し、Jaffa CakeのメーカーであるMcVities社のケーキであるという主張が通り、このRatesの項目の非課税の欄に記載されているように非課税になりました。
また、レストランやカフェでの外食だけでなく、バーガーやパスティなどの持ち帰り食品にも課税されたので、これに対し、国民の反発が起こりました。
大き過ぎるソックスなどは子ども用を買う私、節税してますね!(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿