2011年12月23日金曜日

◆クリスマス・クラッカー

昨日(22日)は冬至ですね。
日本では、柚子湯に入り、小豆粥とカボチャを食べたのでしょうね。
こちら、イギリスの冬至の日の日暮れは3時54分で昼がとても短いです。
でも、冬至の後の明日からは、毎日1分ずつ日暮れが遅くなり、昼が少しずつ長くなるんですよね!
イギリス人は、寒さも忘れ、家族で祝うクリスマスのためのショッピングで大忙しです。
クリスマスの起源は、冬至祭(ユール)だと言われていますよね。 

イギリスでは、クリスマスにターキー(七面鳥)のロースト・ディナーのテーブルを囲んで、楽しむクリスマス・クラッカーというものがあります。
日本では、クラッカーというと、円錐形で紐を引くと音が鳴るものですが、イギリスのクリスマス・クラッカーは円柱形をキャンディーのように包んだものです。
テーブルを囲んで、隣の人と両端を引っぱると、音が鳴り、中から紙の王冠、ギフト、なぞなぞが書かれた紙が出てきます。
折りたたまれた紙の王冠を広げてかぶり、ギフトに喜び、なぞなぞを読み合って楽しみます。
ギフトは、プラスチック製のヨーヨーなどのおもちゃのような物が多いのですが、キーホルダー、巻尺、ホチキス、爪切り、消しゴムなどの実用品も入っていることもあります。 

主人の家族のクリスマスでは、毎年、義母がクリスマス・クラッカーを手作りします。
何と、トイレット・ペーパーの芯を包んで作るんですよ!
紙の王冠も手作りです。
手作りする人も多いらしく、なぞなぞが書かれた紙や音が鳴る火薬が塗られた紙が売られてます。

ところで、このクリスマス・クラッカーは、イギリスの菓子職人、トム・スミスがパリを訪れて目にした両端をひねって紙に包まれたボンボンと暖炉の焚き火の弾ける音から考案し、発明したと言われています。

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