日本にも、あるみたいですね。
このチャリティーショップは、イギリスで生まれたシステムなんですよ!
不要で寄付された中古品を販売をし、非営利団体の資金にするお店のことです。
最初のチャリティーショップは、1947~1948年、オックスフォードに開店されたOxfam(オックスファム)で、戦後のギリシャの悲惨な状況の為に集まった寄贈品を販売し、その利益をギリシャ資金援助にしたそうです。
今では、イギリスのほとんどの商店街に何店か見かけ、全国で9,000店舗以上もあるそうです。
英国チャリティーショップ協会に登録している非営利団体は、現在、375もあります。
最近、有給のお店のスタッフも増えてますが、ボランティアのスタッフがほとんどです。
数あるチャリティーショップの中から、いくつかご紹介します。
Oxfordにある最初のチャリティーショップ「Oxfam」(発展途上国や難民の救済活動をしている団体) |
「Cancer Research UK」(収益は癌の研究費になる) |
「British Heart Foundatiton」 (収益は心疾患の研究費などになる) |
ところで、チャリティーショップで売ってる物ですが、不要品の古い洋服、靴、雑貨などが多いのですが、時には、アンティークショップで売っているようなヴィンテージの掘り出し物があるんですよ。
なぜか、タグ付で新しい物が売ってる時もあります。
CD、DVD、ビデオ、本、玩具もあります。
日本の古着屋やアンティークショップのバイヤーが買い付けでチャリティーショップを訪れることもあるとか聞きました。
そう、クリスマスの時季には、団体ブランドのクリスマスカードも売ってるんですよ。
また、病院にもチャリティーショップがあり、ボランティアの人達が編んだ手作りの赤ちゃん用の可愛い手袋、靴下、カーディガン、帽子なども並んでるんですよ!
思わず、可愛くて手にとり、姪と甥の誕生日に買ってしまいました。
私は、古い洋服、靴はちょっと苦手ですが、本などは、たまに買います。
商店街での買い物のついでに立ち寄るのも楽しみの一つです。
気に入った掘り出し物を見つけ、そして、使ったお金が役に立つと思うと、何か嬉しいですよね。
チャリティーショップだけではなく、チャリティーイベントもとても多いんですよ。
コンサートだけではなく、マラソン、ウォーキングなどのイベントもあります。
「笑いが人間を救う」の「Comic Relief」というチャリティー団体が主催する「Red Nose Day」は、スーパーで購入すると代金が寄付になる赤い鼻をつけて楽しむイギリスらしいユーモアたっぷりのイベントです。
クリスマス前には、ショッピングセンターにチャリティーのラッピングエリアが設置されボランティアの人達が包んでくれます。
イギリスでは、チャリティーは特別なものではなく、とても身近なもので、チャリティーショップを利用したり、チャリティーイベントに参加したりして自然に楽しむものなのですね。
これは、イギリスのとても良いところだと思いますが、最初のチャリティーショップの開店が戦後のギリシャ支援の為であったように、敗戦した日本と違い、戦争に勝ち、産業革命により富を得、経済的に余裕のあったイギリスだから根付いたのではないかと思います。
渡英の際、街でチャリティーショップを見かけたら、是非、のぞいてみて下さい。
思いがけず、掘り出し物が見つかるかもしれませんよ!
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