雨が多いイギリスで、どうしてなんだろうなって思ったのですが。。。
それは、迷信(Superstition)からなんです!
「室内で傘を広げると不吉」という迷信があります。
では、傘を外で乾かすのかと思ったのですが。。。
これにも、「晴れの日に傘を差すのは不吉」という迷信があるのです。
私は気にせず、家の中でも外でも広げて乾かしてますが。(笑)
皆様は、迷信を気にしますか?
かなり前ですが、2005年5月、何と13日の金曜日に、イギリス人は迷信深いという、こんな調査結果がニュースになりました。
50%の人が、墓地を見下ろす家は買わない。
47%の人が、霊にとり憑かれた家は買わない。
45%の人が、鏡が割れたら悪いことが起こると信じる。
39%の人が、亡くなった人がいる家を買うのをやめる。
35%の人が、大火事のあった家には運がないと考える。
34%の人が、新しい靴をテーブルの上に乗せない。
33%の人が、室内で傘を広げるのは不吉だと考える。
33%の人が、13日の金曜日に引越しをするのを避ける。
29%の人が、家の祝福は幸運を呼び悪運を追い祓うと考える。
26%の人が、13番地の家は買わない。
25%の人が、外観が不気味な家は運がないと考える。
20%の人が、風水は家を幸運にすると信じる。
16%の人が、悪霊払いは悪運を追い祓うことができると考える。
では、イギリスの迷信、いくつか、ご紹介します。
Touch wood
嫌なことが起きた時、木や木製品に触れると不運が払拭できると言われています。
これは、ケルト人の樹木と関係が深い宗教に由来してると言われています。
「Touch wood.」と言いながら木製品を触ります。
四葉のクローバー
日本でもおなじみの幸運の四葉のクローバーですが、これもケルト人の宗教に由来してると言われています。
Cross fingers
幸運を祈り、人差し指と中指を交差させるジェスチャーをしながら「Cross Fingers.」と言います。
Rabbit's Foot (ウサギの後ろ足)
幸運な物として、ウサギの後ろ足のアクセサリーがあり、持ち歩きます。
ウサギは危険時、後ろ足で地面を叩き知らせるからだそうです。
ウサギの後ろ足のキーホルダー(本物ではないのでご安心を) |
幸運な物として、馬の蹄鉄の形のネックレスもよく見かけます。
結婚式のお祝いにも蹄鉄の形の物があります。
幸運が訪れるように、本物の蹄鉄をドアに付けたりもします。
蹄鉄のしおり |
アメリカなどでは、「黒猫が目の前を横切ると不吉なことが起こる」と言われてますが、イギリスでは「黒猫が目の前を横切ると幸運が訪れる」と言われてます。
梯子の下を歩くのは不吉
着たままで服を縫い繕うのは不吉
テーブルの上に帽子を置くのは不吉
鏡を割ると不幸が7年間続く
割ってしまったら、鏡の破片を集め、月光の下で地中に埋めなければ不幸から逃れられない
カササギが一羽でいるのは不幸の前触れ
カササギは群れをなしているので一羽なのは稀だそうです。
バースデーケーキのろうそくの火を一息で消すと願いが叶う
周りから、「一息で消せ!」と言われます。
墓地で口笛を吹くと死神に取り殺される
何かホラー映画みたいで怖いですね。
夏至の夜明けに朝露を浴びれば美貌を得る
夏至の夜明けは一年のうちで一番早いですね。
虹が大地と接する所には壺いっぱいの黄金が埋まっている
イギリスの迷信は、日本のような縁起、躾などの迷信もありますが、偶発的な物、身近な動物に関する迷信、魔術信仰に結びついている迷信が特徴です。
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