私はクリスチャンではないのですが、キリスト教の芸術品として教会の建物、ステンドグラス、彫像、絵画などを鑑賞するのが大好きです。
そんなわけで、その教会の前を通る時は、いつも教会の古い建物を眺めていました。
そんな、ある日、教会の窓に白いレースのカーテンがかかっているのに気づき、「あれっ?どうして、教会にカーテンが?」と思い、いつもは気にも留めない道に面した門の表札を目にしたら、「Speakers Court」(スピーカーズ・コート)と書いてありました。
教会だと思っていた建物は、何と、Flat(フラット)だったのです!(笑)
Court(コート)は、イギリスで、集合住宅、Flat(フラット=日本のマンション、アメリカのアパートメント)の名につけられることが多いのです。
調べてみたら、1829年に建てられたゴシック調の「Church Of St James」(セント・ジェームズ教会)で、1989年にChurches Housing Association(チャーチ・ハウジング・アソシエーション)という協会が買い取り、1991年に「Speakers Court」として、Cerebral Palsy(脳性小児麻痺)の援助をしているチャリティー団体「Scope」がマネージメントをしているCare Home(養護ホーム)でした。
イギリスでは、教会に通う人が激減していて、教会の1割は使われていないそうです。
使われなくなった教会は、フラット、レストラン、バー、ブティックに変身しているんですよ!
また、近年、イスラム教徒が増えていることから、イスラム教のモスクになっている教会もあるそうです。
教会を改造したレストラン |
イタリアやフランスなどへの旅行の際、教会を訪れるのも大好きな私にとって、教会が減ってしまうのは、とても残念に思います。
日本でも、お寺が変身するなんてことも、あるのでしょうか?(笑)
古い蔵を改造して、おしゃれなカフェを開店したニュースは聞いたことがあるのですが...
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