アイシング(粉砂糖と卵白が原料の糖衣)にドライフルーツやナッツや食用花を乗せたシンプルでマフィンの3分の1の大きさの小さいカップケーキです。
子どものおやつやバースデーパーティーに使われます。
小さな妖精たちが分け合って食べられるぐらいの大きさのケーキということから、フェアリー・ケーキと呼ばれたそうです。
妖精伝説のあるイギリスらしいネーミングですね!
フェアリー・ケーキ |
迷ってしまうくらい種類が豊富なカップケーキ屋もでき、カフェでもカップケーキが食べられるようになりました。
どうしてなんだろうと、思っていたのですが...
アメリカの人気テレビドラマ「Sex And The City」(セックス・アンド・ザ・シティ)のキャリーがドラマの中でマンハッタンの有名店、「Magnolia Bakery」(マグノリア・ベーカリー)のカップケーキを食べたことが、今日のカップケーキ・ブームを起こしたそうです。
私が、カップケーキ・ブームを知ったのは、そのマンハッタンの「Magnolia Bakery」で6年間、修行を積んだ日本人のイギリスのKent(ケント州)、Sevenoaks(セブンオークス)のご自宅でのカップケーキレッスンの広告を目にしたからです。
カップケーキの名の由来は、材料を量るのにカップが使われたからとか、焼き型としてカップを使ったらからなどと言われています。
フェアリー・ケーキとカップケーキの違いはなく、アメリカではカップケーキ、イギリスではフェアリー・ケーキと呼ぶという意見もありますが、カップケーキという名もイギリスが発祥でアメリカに伝わったそうです。
カップケーキの材料を量るのにだけ、カップが使われるのではなく、ほとんどのお菓子の材料を量るのにカップが使われるので、私は、焼き型としてカップを使ったからカップケーキと呼ばれるようになったのだと思います。
イギリスには、紙の型は2種類、マフィンの大きさと、その3分の1の大きさのがあり、マフィンもカップケーキの一種だそうです。
フェアリー・ケーキは、小さいケーキを言うのだと思いたいですね。
だって、妖精たちのケーキですもの!
今、ブームになっているアメリカのおしゃれで華やかな大きなカップケーキとは違い、私が初めてイギリスで見たフェアリー・ケーキは、とても小さくて可愛い、いかにも子ども向けというデコレーションが印象的でした。
他にも、フェアリー・ケーキの一種でイギリス独特のお菓子があります。
それは、焼きあがったフェアリー・ケーキの真ん中をテーブルスプーンでくり抜いて、ジャムやカスタードクリームを窪みに入れ、くり抜いた生地を半分に切ってジャムやカスタードクリームの上に蝶の羽のように、天使の翼のように乗せたもので、バタフライ・ケーキ(Butterfly Cake)と言います。
この、バタフライ・ケーキは、お子さんも一緒に楽しみながら作れますよ!
おしゃれなフランスなどのお菓子と違って、イギリスのお菓子は、家庭で手作りするようなお菓子が多いです。
お菓子作りって、夢があって楽しいですね。
ブームのカップケーキは、思わず微笑んでしまうほど可愛いですが、甘すぎで、砂糖の塊って感じるのは私だけでしょうか?
でも、こんなカップケーキを私のウェディングにドレスについているピンクのバラに合わせて使いたかったなって思います。(笑)
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