ピルケースみたいな、こんな可愛い子供用のボックスを見たことありませんか?
これは、子どもの抜けた乳歯(Milk Tooth / Baby Tooth)を保管するボックスで、「First Tooth Box」や「Tooth Fairy Box」と言います。
出産祝いの贈り物の一つです。
永久歯が生える前に、乳歯が抜けるというのは、誰もが経験することで、それに関して、世界各地で様々な 伝説があるそうです。
日本では、抜けた乳歯が上の歯の場合は縁の下に、下の歯の場合は屋根に向けて投げますよね。
私も子どもの頃にした覚えがあります。
地方によっては、ネズミの門歯が生涯、伸び続けることから、生えてくる永久歯が丈夫であることを願い、投げる時に、「ネズミの歯と取り替えろ!」と言うそうです。
一方、イギリスでは、「Tooth Fairy」(歯の妖精)という伝説があり、抜けた歯を袋に入れ、枕の下に置いて寝ると、夜中に歯の妖精がやって来て抜けた歯を持っていき、コイン(プレゼント)を置いていってくれます。
妖精というのが、いかにもイギリスらしいですよね!
イギリスの親は、サンタクロースになったり、妖精になったり、大忙しですね。(笑)
子どもの成長の記念、子どもが歯が抜けることに怖がったりしないようにとの意味もあるようです。
また、この歯の妖精は、健康な白い歯だけを集めているので、虫歯の乳歯には、やって来ないという伝説も...?
そこで、親は子どもに、「歯を磨かないと、歯の妖精が来ないわよ!」と言い聞かせます。ところで、歯といえば、「Tooth」という英語は、「食物の好み、趣味、嗜好」という意味もありますよね。
I have a sweet tooth.(私は甘党です。)
I have a great tooth for fruit.(私は果物が大好きです。)
歯の妖精に、手紙を書く子どももいるそうですよ!
それにしても、子ども達は、いつ、どのようにして、歯の妖精やサンタクロースの正体を知るのでしょうね?
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