2011年4月29日金曜日

◆ロイヤル・ウェディング

29日は、イギリスのウイリアム王子のロイヤル・ウェディングでした。
かなり前から、イギリス中、この話題で持ち切りでした。
もちろん、当日は、ロイヤル・ウェディング一色でした!
にわか雨の天気予報も外れ、天候にも恵まれました。 
テレビでとても幸せそうなお二人のWestminster Abbey(ウエストミンスター寺院)での挙式を見ました。
誓いの言葉では、イギリス王室の結婚式で伝統的な「(新郎に)従います」という言葉ではなく、「愛し、慈しむ」と誓いました。
対等で親密な二人の関係を印象付ける為だそうです。
ウィリアム王子の母、故ダイアナ妃の時も同様だったそうです。
ウィリアム王子は結婚指輪をすることを望んでいないということで、指輪の交換ではなく、ウィリアム王子がキャサリン妃に金の指輪をはめてあげただけでした。
日本では、結婚指輪というとプラチナですが、イギリスでは金が伝統的ですね。

秘密だったウェディング・ドレスは、アレキサンダー・マックイーンのチーフ・デザイナー、サラ・バートンによるデザインと公表されました。
髪をおろしたヘア・スタイルは、長身のキャサリン妃によく似合っていましたね。
メイクはキャサリン妃、ご自身がしたそうです。

衣装より、何よりも、お幸せそうなお二人の笑顔が一番、印象的でした。
イギリスでは、「将来の国王」が貴族階級ではない一般家庭出身の女性と結婚するのは1660年のヨーク公(後のジェームズ2世)以来、約350年ぶりだそうです。 
イギリスの王室にも新しい風が吹くことでしょう。 
故ダイアナ妃も天国で喜んでいることと思います。

ところで、イギリスらしいユーモアたっぷりの、そっくりさんたち(?)によるロイヤル・ウェディングのこんなCMが... 
The T-Mobile Royal Wedding

2011年4月24日日曜日

◆Happy Easter

今日、日曜日はイースター(復活祭)のお祝いの日、Easter Sunday(イースター・サンデー)です。
13日の金曜日に、十字架にかけられたイエス・キリストが復活した日です。
とても良いお天気に恵まれました。

一昨日のキリストの受難の日、Good Friday(グッド・フライデー)の朝食に、Hot Cross Buns(ホット・クロス・バンズ)を食べる習慣があります。
これは、上に十字の模様が入ったドライ・フルーツ、スパイス入りのパンです。
クロスの模様は、小麦粉と水で作られたペーストを搾り出したものです。 
軽くトーストして食べるとスパイスの香りが広がり、おいしいです。
この日だけではなく、年中、手に入りますので、渡英の際は食べてみて下さいね。
マザーグースの歌にも出てきますね。

そして、今日、イースターの朝食にはゆで卵を、ディナーにはロースト・ラムを食べます。
このラムは日本人になじみがなく、独特の臭いが気になったのですが、ミントなどの香りの強いハーブと一緒だと美味しく食べられますね。
私は、ビーフやチキンやポークなどのローストの方が好きなので、めったに食べないのですが、たまにラムをミント・ソースで食べます。
ミント・ソース
子供たちは、この日、イースター・エッグを使った遊びを楽しみます。
・Egg Hunt
たまごを隠して、それを探す、たまご探しゲームです。
チョコレートやプラスチック製のたまごを庭や家の中などに隠します。
・Egg Roll
卵をスプーンにのせて、走る競争です。

両方、大人も楽しめそうですね。

ところで、我が家はイースター・エッグのチョコレートを義両親からもらいますが...
ウサギが持って来るという言い伝えなんですよ! 

イエス・キリストの復活のお祝いに際し、日本の復活を願いお祈りします。

2011年4月22日金曜日

◆Good Friday

今日、金曜日はGood Friday(グッド・フライデー)で、キリスト教の行事、「イースター」(Easter)(復活祭)の4連休(Easter  Holiday)の始まりの日です。
十字架にかけられて死んだイエス・キリストが3日後の復活を記念し、祝います。
Good Friday、Easter Sunday(イースター・サンデー)、Easter Monday(イースター・マンデー)と、その間の土曜日の4連休です。
イースター・サンデーは、春分後、最初の満月の次の日曜日で、Good Fridayは、その直前の金曜日で、年によって日付が変わる移動祝日です。
復活祭は、このイースター・サンデーに、お祝いされます。
敬虔なクリスチャンは教会に行くのでしょうね。
街には、かなり前からイースターのシンボル、エッグとウサギの飾りやチョコが並んでいました。
エッグとウサギは、豊穣のシンボルだからだそうです。
私にとって、イースターは、義両親から大きなエッグの形のチョコレートを貰える日です。(笑)
その大きさったら、ダチョウの卵くらいあるんですよ!

イギリスのキリストの復活のお祝いということで、日本も復活をお祝いできる日が一日でも早く訪れますように願っています。

では、街で見かけたイースターの飾りやお菓子をご紹介しますね!

2011年4月20日水曜日

◆イギリス人は薄暗いのがお好き

私の13年のイギリス生活の中で、今春は、一番、天候に恵まれ、爽やかな晴天の日が続いています。
そんな中、主人が明日まで出張中なので、ロンドンにヘア・カットに出かけました。
大英博物館に寄り、トイレで手を洗っていた時、洗面台の同列の端に手を洗いに来た女性を鏡越しに何とは無しにちらっと見て、東南アジアのどこかの国の人だなと思っていたら...
その50代ぐらいの女性が日本語の歌を口ずさみ始め、日本人なのかと思いながら手を拭いていたら、「ガイドさんですか?」って、私に話しかけてきました。
「違います。私は日本人の観光客には見えませんか?見ただけでイギリスに住んでいる人って分かります?」と私が言うと、
「分かるわよ!」
その女性は、現地のツアーガイドで、お仕事中でした。
今、思うと、どうして分かるのか、聞いてみればよかったなと後悔してます。
イギリス生活も長いので、知らない間に外見にも出てるのでしょうね。
その女性は、イヤホンで安全地帯を聞きながら歌っていたのです。 
若いですね!

さて、18日(月)のインターネット・ニュースで、
という産経新聞の記事がありました。 
この記事の中の、「東京都内の駅構内での2人の中年男性の会話」
「震災以降、東京の地下鉄はまるでロンドンのように暗くなった。」
「ヨーロッパを旅すれば分かるけど、駅の構内はこんなもの。この暗さにもだんだん慣れてきた。」
イギリスに住んでる私にとって、まさに同感です。
渡英後、日本と比べ、駅構内はもちろん、駅前、商店街、住宅街までも暗く感じだものです。
日照時間が少ない冬は尚更でした。

「たそがれ時に対する意識」として、「日本では日没の1時間前に照明をつけるが、ヨーロッパでは、ほぼ日没の頃。明るさの余韻を惜しむかのように照明をなかなかつけない。」
「過度に明るい夜間の環境が人に常に動き回ることばかりを強いて、じっと考える能力を喪失させたことは疑いようはない。」
考えさせられますね。
夜は、本来、暗いものなのですよね。
暗い夜空だからこそ、星がきれいに輝くのです。 
夜があるからこそ、新しい朝を迎えるのです。
日本人は、経済を高度成長させている間に、こんな誰でも知っている常識を忘れてしまったのでは、ないでしょうか。

日本に比べ、イギリスの冬は曇天続きで午後4時に日暮れと、暗くて陰気ですが、蛍光灯で家全体を明るくしません。
家の明かりは電球ですから、部屋の隅々まで照らされず、明るさと暗さがあり、陰影が感じられます。
まさに、このニュースの記事に載っている、谷崎潤一郎の「陰翳礼賛」の美の世界ですね。
昔の日本もそうだったのですね。
イギリスでは、蛍光灯は、オフィス、学校などの明かりです。 

ただ、日本人と白人とでは、瞳の色が違うので、まぶしさの感じ方が違いますよね。
だから、暗さの感じ方も違うのでしょうね。  
瞳が薄い色の人は、まぶしく感じやすいし、白人の方が、弱い日差しでもサングラスをかけますものね。

ところで、蛍光灯に比べ、電球は、女の人を美しく見せてくれるのではないでしょうか。
「夜目、遠目、笠の内」(女性は、 夜見るとき、遠くから見るとき、笠に隠れた顔の一部をのぞいて見るときは、はっきり見えないので実際より美しく見えるものである。)と言われるので。
医者の知人、曰く、「看護婦が美しく見えるのは、手術中。」だそうな...
どうしてか、分かりました?
「マスクをしてるから。」だそうです!(笑)

2011年4月15日金曜日

◆嘘のような本当の話~飛行機編~

イギリスの航空会社、ヴァージン・アトランテック航空のイギリス以外の空港のチェックイン・カウンター勤務スタッフへの「乗客の変わった荷物」の調査結果がニュースになっていました。

何と、こんな物が...

・未包装のバスタブ(ニューヨークのジョン F ケネディ空港で)
・砂と海水の入ったバッグ(カップルが恋に落ちた海岸の砂と海水を思い出に持ち帰りたかった)
・プラスチックに包まれた死んだ牝牛(ニューヨークのジョン F ケネディ空港で) 
・毒グモ(女の人のペットでコートに隠されていた)
・盗んだ食卓用の金物(フォークやナイフやスプーンなど)の入ったバッグ

広報理事、曰く、「乗客の想像を絶する荷物は、チェックイン・カウンターのスタッフの一日を明るくするだろう。」 とのこと。

いろんな物を持って来る人が いるんですね。
今度、空港で観察しましょう!

このヴァージン・アトランテック航空は、数ヶ月前に、キャビン・アテンダントに「乗客からの変なリクエスト」の調査結果もニュースになっていました。

何と、こんなリクエストが...

・「窓を開けてくれますか?」
・「やかましいので、エンジンを下げてもらえますか?」
・「パイロットに大揺れを止めてもらえませんか?」
・「シャワーは、どこですか?」
・「バービー人形の為にマッサージの予約をしてもらえますか?」
・「紛失したガラスの義眼を探すのを手伝ってもらえますか?」
・「子供たちを遊戯室に連れて行ってもらえますか?」
・「マクドナルドは、ありますか?」 

カスタマー・サービス・マネージャー、曰く、「ヴァージン・アトランテック航空のクルーは、常に、お客様の為に出来る限りの最高のサービスを提供していますが、対応困難なリクエストもあります。」とのこと。

「バービー人形の為にマッサージの予約をしてもらえますか?」って、バービー人形で遊んでいた女の子からのリクエストですよね。 
それにしても、どのリクエストも笑えますね!

ところで、イギリスの航空会社は、男性のキャビン・アテンダントが多いと思ったものですが、日本の航空会社も最近は多いのでしょうか?
BA(英国航空)は、男性のキャビン・アテンダントにゲイの人たちを雇用したいそうです。
ゲイの人たちは、身だしなみに気を使い、小奇麗だからだそうです。
さすが、イギリス、ゲイの人達はオープンで、周囲の人達も寛大ですね。
キャビン・アテンダント、ヘアー・ドレッサー、メーキャップ・アーティスト、ファッション・デザイナーは、ゲイの人たちが多いと言われています。

2011年4月12日火曜日

◆紅白桜

東日本大震災から1ヶ月が経ったのに、福島原発がレベル7に引き上げられ、余震もあり、日本の皆様は不安な毎日をお過ごしのことと思います。
私は遠くで何もできなく、ニュースを見る毎日で、ブログの更新をする気になりませんでした。

日本の桜が、きれいでしょうね。
こちら、イギリスもとても春らしくなり、見事な晴天の日々です。
我が家のあるフラットの庭と斜め向かいの家の前に桜の木々があり、数日前に満開でしたが、少しずつ桜吹雪が舞い始めています。
引っ越してきてから、初めての春、この桜の木々を目にし、郷愁を覚えたものです。
今も、毎春、桜の花を見て、日本の春を懐かしみます。
今春の桜花には、一層、感慨を抱きました。

ところで、斜め向かいの家の前の桜の木、五本は普通の桜なのですが、我が家の庭にある桜の木に驚かされました。
どう見ても一本の木なのですが、濃い桃色と淡いピンクがかった白の二種類の八重桜の花が咲いているのです。
初めて目にした時、しばし、観察してしまいました。
木の根元は一本で、枝ごとに花の色が違うようなので、接ぎ木をしてあるのでしょうか?
インターネットで調べたら、日本にもあり、紅白桜と呼ばれているようです。
紅白桜なんて、何て縁起がよいのでしょう!
紅白餅、紅白饅頭、紅白なます... 
何か浮かんでくるのは食べ物ばっかりですね。(笑)
食べ物といえば、桜餅!
桜餅が大好きな私は、毎春、桜の花を見て、日本の春を懐かしんでいると、何故か桜餅が目に浮かんできます。
桜餅って、関東と関西では違うんですよね。
関東(江戸風)は粉の焼き皮、関西(上方風)は粒の残った餅米です。
関西の桜餅は、関東で道明寺と呼ばれる和菓子です。
江戸風の桜餅は、長命寺と呼ばれ、桜の名所の向島の長命寺が発祥だそうです。
私の故郷、茨城南部では、桃の節句に江戸風の焼き皮の桜餅でしたが、私は上方風の道明寺もどちらも大好きです。
西でも山陰は江戸風、東でも東北北部や北海道は上方風など、地域によって違うみたいですね。
皆様の故郷、お住まいの地域は、どちらでしょうか。

この紅白桜、花の季節が終わると、かわいいサクランボが生るのです。
思わず、摘んで食べたら...
酸っぱ~い!
今でも、その酸っぱさを忘れられません。(笑)

2011年4月7日木曜日

◆Tsunami: British Search & Rescue

イギリスのテレビ、チャンネル5で、「Tsunami: British Search & Rescue」が放送されました。
東日本大震災の被災地に派遣されたイギリスの国際救助隊、「The British International Search and Rescue (UK-ISAR) Team」のドキュメンタリー番組です。

救助隊は震災後、すぐに被災地に向かったのですが、残念ながら、大津波で生存者を発見できず、遺体のみでした。
でも、イギリスからの長旅の後、雪の降る寒い中も、放射能の危険の中も、ご活動して下さり、感謝の気持ちで一杯です。

そう、このチームには、2匹の救助犬も同行していたのです。
かわいそうに、1匹は瓦礫で足に怪我をしてしまいましたが、それでも、救助活動を続けてくれたのです。

救助隊の方々のインタービューは、私の心に深く残りました。
被災者の方々の言葉も涙なしでは、聞けませんでした。

イギリスの皆様は、チャンネル5のウェブサイトで見られます。 
Tsunami: British Search & Rescue 

日本の皆様は、Youtubeでご覧下さい。 
Tsunami: British Search & Rescue 


東京の桜便りを聞きました。
今が満開だそうですね。

2011年4月5日火曜日

◆スプリング・クリーニング

イギリスでは、この前の日曜日は母の日、「Mother's Day」(マザーズ・デー)「Mothering Sunday」(マザーリング・サンデー)でした。
イギリスの母の日はキリスト教に関係して、レント(四旬節)の第4日曜日(復活祭の3週間前)なのです。 
日本の母の日、5月の第2日曜日は、アメリカに倣っているのですね。
日本では赤いカーネーションを贈るのが一般的ですが、イギリスではラッパ水仙を贈る習慣があったようです。
でも、今は、バラ、ガーベラ、チューリップなど、いろいろな種類や色の花にカードを添えて贈ります。
私は、毎年、義母へのカードと一緒に、日本の母へのカードも買っておきます。
ところで、年に一度の大掃除も年末の日本とは違う時期なんですよ。
イギリスでは、大掃除を「Spring Cleaning」(スプリング・クリーニング)と言い、春(特に4月)に行うのです。
今日のニュースで、「スプリング・クリーニングで捨てて後悔した物」の調査結果が...
(2000人以上の成人対象) 
・古い洋服
・写真
・古いゲーム機
・スポーツ用具
・楽器
・古いコイン
・ウェディングドレス
・家具
・教科書 
・ペルシャ絨毯

イギリスの冬は、4時頃、日が暮れます。
この「スプリング・クリーニング」は、春が来て日照時間が長くなってから、寒くて窓も開けられずの冬の間に、たまった埃や暖炉からの煤をきれいにすることから始まったそうです。

2011年4月3日日曜日

◆ミッフィーの目にも涙が

一昨日のイギリスのエイプリル・フールの嘘のニュースは、やっぱり、今月の29日のウィリアム王子のロイヤル・ウェディングのがいくつかありましたね。
ウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんのそっくりさんによる結婚式、ケイト・ミドルトンさんのそっくりさんによるベビー服のウインドー・ショッピングやヘン・ナイト(結婚式前に花嫁とその友人達で楽しむ飲み会)の様子など。
でも、私は、この二人のそっくりさんは、あまり似てないと思うのですが。
そっくりでないから、パロディーみたいで面白いのでしょうか?

私の今年のエイプリル・フールのお気に入りのニュースは、英紙「サン」(The Sun)の「Planet of the Apps」です。
でも、私は、このニュースに騙されませんでしたよ!
なんと、動物園のゴリラに新しいおもちゃとして、iPadを与えたそうです。

他に、
「食べられる新聞発行」
「格安航空会社が10月から子供お断りフライト就航」なんてニュースもありました。

日本の(本当の)ニュースで、可愛い絵本の主人公、うさぎの女の子、ミッフィーが東日本大震災に涙を流しているのを知りました。  

イギリスの皆様へ ロンドン三越でのイベントのお知らせです!
「日本を支える応援団になりませんか?」
 

コマ撮りアニメーションという手法を使って、日本にエールを送りましょう。
必要なのは、会場に来ていただいて、ポーズをとり、写真を数枚撮影するだけです。
一枚一枚の写真をつなげていくと、応援団のような動きのアニメーションになります。
日本を応援しているたくさんの人たちを撮影し、ウェブサイトに載せることによって、これからの長い復興の道のりの心の支えになればと願っています。
皆様の元気が少しでも日本に届きますように。
場所:三越ロンドン
日時: 4月3日(日)12:00-16:00


If anyone can make it in to London centre on Sunday 3rd April between12:00-16:00,
I will be filming a fundraising piece of pixilation (stop motion with people) animation for the Japanese tsunami crisis.
I just need a few photographs of you guys and girls in a simple pose, which will become part of a larger ouendan (Japanese cheerleading) sequence.
It's really important to get as many people involved as possible to make this short film a positive show of support. I would really appreciate it if any of you can pop by anytime between 12:00-16:00. 

It only takes around 3 mins of your time. Please feel free to bring your friends!!!
The film will be put on YouTube and hopefully your smile will reach Japan.
Any donations made will go to the Japanese Red Cross via Mitsukoshi.

2011年4月1日金曜日

◆エイプリル・フール

今日は、エイプリル・フールですね! 
東日本大震災を受けて政府は被災者感情を考慮し 、「2011年特定行事自粛特別措置法」を施行、エイプリル・フールも自粛を求めたそうですが、皆様が少しでも明るくなりますようにと願いを込めて、イギリスのエイプリル・フールをご紹介しますね。

イギリスでは4月1日をエイプリル・フールズ・デー(April Fool's Day)と言い、日本の四月馬鹿と同様に、この日は嘘をついてもよいという風習がありますが、正午までに限られています。
嘘に騙された人をエイプリル・フール(April Fool)と呼びます。

ところで、エイプリル・フールの起源は謎だそうです。
起源説が諸説あるようですが。

新聞に嘘の記事を載せたり、テレビで嘘のニュースを報道したりします。
イギリスの嘘もくだらないのですが、ふざけた冗談というより、真面目に考えたような感じなんです。
イギリス人らしいユーモアにかける情熱なんでしょうね。

過去には、こんな嘘が...
・退任説が囁かれるTony Blair(トニー・ブレア)首相 が役者に転向。
・地球温暖化対策の一環として二酸化炭素の排出量削減の為、英国人の楽しみバーベキューに課税。

・ビッグ・ベンの時計台の時計をデジタルに。
・デイヴィッド・ベッカムが東京に移籍。
・エリザベス女王が愛犬を連れて賭博屋に。
・カリスマ・シェフのジェイミー・オリバーが国会議員に立候補。

過去の面白い動画です。 
Spaghetti Harvest  (スパゲッティの収穫) (CMの後でスタートします。) 
Flying Penguins (空飛ぶペンギン)  

このスイスでスパゲッティが豊作で、木になったスパゲッティを収穫している映像に、イギリス中の人々が騙され、木の栽培方法の問い合わせが殺到し、学校では先生がスパゲッティは木になるものだと教えてしまったそうです。
当時(1957年)は、スパゲッティなんて食べ物を知らなかったのでしょうね。
日本でも知られていなかったでしょうが。
この「スパゲッティがなる木」は、エイプリル・フールの有名な嘘として語り継がれています。