いよいよ、今日、24日はクリスマス・イブですね。
イギリスでは、明日、25日のクリスマス・デーは、お店も交通機関も休業で、 皆、家族で過ごします。
クリスマスの買い物客で賑わっている街で、こんなかわいいクリスマス・ツリーのオーナメントやクリスマス・カードを見かけます。
クリスマスの伝統的なクリスマス・ケーキ、クリスマス・プディングです!
Pudding(プディング)とは、小麦粉に果実、牛乳、卵などを混ぜ、焼いたり、煮たり、蒸したりして固めたお菓子のことで、このクリスマス・プディングは、日本のプリンとは全く違ったデザートです。
ちなみに、日本のプリンはイギリスではフランス語源でCrème Caramel(クレム・キャラマル)と呼びます。
このクリスマス・プディングは、プラムが使われていることが多いので、プラム・プディングとも呼ばれるそうです。
中世のクリスマス料理、濃厚なスープや肉と果物が入った粥が起源で固形状になったそうで、牛脂、卵、砂糖、ドライフルーツ、ナッツ、香辛料、ラム酒などを混ぜ、蒸し、発酵させたものです。
クリスマス・デーには、蒸したり、茹でたり、湯煎をして加熱し、柊の枝を飾り、ブランデーをかけ、火をつけて出し、ブランデー入りバターやホイップ・クリームやカスタード・クリームをかけて食べます。
濃厚で芳醇な味、舌に絡むドライ・フルーツやナッツの食感を楽しむという、このクリスマス・プディングは、日本人には苦手な人も多いです。
Puddingはお菓子だけでなく、ソーセージの呼び名に使われることもあり、アメリカ英語のブラック・ソーセージ(豚の血で作った黒ソーセージ)をイギリス英語ではブラック・プディングと呼びます。
そして、Puddingには、食後のデザートという意味もあります。
結婚後、義両親にディナー&プディングに招かれ、どんなプディングをごちそうになるんだろうと楽しみにしていた私...
しかし、食後に出てきたのはチーズ・ケーキ。
隣に座っている主人に、思わず、「デザートはプディングと聞いていたけど?」と聞くと...
「食後のデザートのことをプディングと呼ぶんだよ!」との返答、その話を皆にして大笑いしました。
また、Puddingには、ずんぐりした人、太っちょという意味もあります。
妊婦のこともプディングと呼び、妊婦へのお祝いには、「Congratulations! You are in the Pudding Club.」という言葉が使われます。
まもなく、40歳を迎えるヨークシャー南部に住む3人の女性たちが同時に予想外の妊娠をするというストーリーの小説、「The Yorkshire Pudding Club」を読んだのですが、面白いですよ!
では、皆様、楽しいクリスマスをお過ごし下さい!
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