2011年2月25日金曜日

◆日本でおなじみの鐘の音

ロンドンのウェストミンスター区では、世界遺産の一つ、「ウェストミンスター宮殿」(現在は英国国会議事堂)に付属する「ビッグ・ベン」という愛称の大きな鐘が毎日、正午を告げます。
皆様、聞いたことがありますか?
聞いたことのない人は、下記にアクセスして聞いてみて下さい。 
http://www.youtube.com/watch?v=LiKOhOzQyZg 

この鐘のメロディ、どこかで聞いたことがありませんか?
日本の学校や街でよく耳にする、始業や終業を告げる、「キーンコーンカーンコーン」というチャイムのメロディは、このビッグ・ベンの鐘のメロディに由来するのです!
このビッグ・ベンの鐘の音は、「ウェストミンスターの鐘」 (Westminster Chime)と言われ、バロック音楽の巨匠、ヘンデルの「メサイア」が4つの音になったそうです。

ところで、「ビッグ・ベン」という愛称ですが、工事責任者で国会議員である大柄な体格のベンジャミン・ホール卿(Sir Benjamin Hall)の渾名に因むそうです。
鐘の名の決議で、論壇に立ったベンジャミン・ホール卿に「ビッグ・ベンにすればいいだろう!」と野次が飛び、大爆笑に包まれ、鐘の名が「ビッグ・ベン」に決まったという、イギリスらしいユーモアたっぷりの話がありますが、本当なのでしょうか?
でも、 現在の国会のテレビ中継を見ると、いつも野次が飛んでるので、あり得そうですね。(笑)
大きな鐘のみが「ビッグ・ベン」と呼ばれていたそうですが、今は、時計台や大時計も、そう呼ばれることもあります。
この時計台は、2009年5月31日に、150歳の誕生日を迎えました。

この鐘を聞く為に、「ウェストミンスター寺院」に行く観光客がいるそうです。
「ウェストミンスター・チャイム」とは、「ウェストミンスター区の鐘」という意味で、「ウェストミンスター寺院」の鐘ではありませんので、ご注意を!
すぐ近くにあるので、鐘の音は聞こえますが...(笑)

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