2011年4月12日火曜日

◆紅白桜

東日本大震災から1ヶ月が経ったのに、福島原発がレベル7に引き上げられ、余震もあり、日本の皆様は不安な毎日をお過ごしのことと思います。
私は遠くで何もできなく、ニュースを見る毎日で、ブログの更新をする気になりませんでした。

日本の桜が、きれいでしょうね。
こちら、イギリスもとても春らしくなり、見事な晴天の日々です。
我が家のあるフラットの庭と斜め向かいの家の前に桜の木々があり、数日前に満開でしたが、少しずつ桜吹雪が舞い始めています。
引っ越してきてから、初めての春、この桜の木々を目にし、郷愁を覚えたものです。
今も、毎春、桜の花を見て、日本の春を懐かしみます。
今春の桜花には、一層、感慨を抱きました。

ところで、斜め向かいの家の前の桜の木、五本は普通の桜なのですが、我が家の庭にある桜の木に驚かされました。
どう見ても一本の木なのですが、濃い桃色と淡いピンクがかった白の二種類の八重桜の花が咲いているのです。
初めて目にした時、しばし、観察してしまいました。
木の根元は一本で、枝ごとに花の色が違うようなので、接ぎ木をしてあるのでしょうか?
インターネットで調べたら、日本にもあり、紅白桜と呼ばれているようです。
紅白桜なんて、何て縁起がよいのでしょう!
紅白餅、紅白饅頭、紅白なます... 
何か浮かんでくるのは食べ物ばっかりですね。(笑)
食べ物といえば、桜餅!
桜餅が大好きな私は、毎春、桜の花を見て、日本の春を懐かしんでいると、何故か桜餅が目に浮かんできます。
桜餅って、関東と関西では違うんですよね。
関東(江戸風)は粉の焼き皮、関西(上方風)は粒の残った餅米です。
関西の桜餅は、関東で道明寺と呼ばれる和菓子です。
江戸風の桜餅は、長命寺と呼ばれ、桜の名所の向島の長命寺が発祥だそうです。
私の故郷、茨城南部では、桃の節句に江戸風の焼き皮の桜餅でしたが、私は上方風の道明寺もどちらも大好きです。
西でも山陰は江戸風、東でも東北北部や北海道は上方風など、地域によって違うみたいですね。
皆様の故郷、お住まいの地域は、どちらでしょうか。

この紅白桜、花の季節が終わると、かわいいサクランボが生るのです。
思わず、摘んで食べたら...
酸っぱ~い!
今でも、その酸っぱさを忘れられません。(笑)

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